暖かさと寒さが交互にやってくる。
こういうときは寒さが特にきつく感じられる。
今日は7年目の3.11
ネットで見た書き込み
→『原発作業員の「白血病の労災認基準は年5ミリSv」なのに「年20ミリSv以下は健康に影響はない」と汚染地に住民を戻す政府。
原発事故前の「年1ミリSv以上被ばくしてはならない」という基準に戻さず、「自主避難者の住宅支援」打ち切り』
この「自主避難者の住宅支援打ち切り」は「自主避難者」だけの問題ではなく、わたしたち日本人、全体の問題でもある。
なにひとつ正確かつ詳細な事実を知らされることなく、健康診断(被ばく検査)も行われず、放射線・放射能対策の指示もない。
政府がわたしたちにやったのは、「がれき」の全国へのばらまきと、「食べて応援」のキャンペーン」だけ。
まだ「内部被ばく」という言葉さえ知らない国民が多い。
政府の国民一般に対する対応には「誠意」のかけらもない。
「誠意」のない人間は信用してはならない、というのは世の中の常識だ。
政府と被災県の一部は「風評被害」を強く主張して、(不安の?)規制を求める向きがあり、じっさいマスコミで放射能汚染に対する「不安」「懸念」が取り上げられることは少ない。
しかし、そのことがかえって国民の不安を煽っているのだ。
政府が事実を包み隠さず国民に開示し、内部被ばくなどに対してもしっかりとした対策をとるようにしていれば、「風評」など生まれる余地はない。
放射能の問題だけではなく、基本的に国民に対する「誠意」を感じさせない政府ではないだろうか?
そんな「誠意」のないものを信用する者はよほどのバカだろう。一般人とはいえ、日本人はバカばかりではないということだ。
ともあれ、多くの犠牲者をだした東日本大震災・大津波から7年。
生き残ったわたしたちがしっかりして被災者ともども支えあって、この国を少しでも良くしようとしなければ、突然命を奪われた人たちも浮かばれない。
テレビを見ていても鎮魂にはならない。わたしたちひとりひとりがそれぞれの思いで一灯をささげ、被災と日本人の「大量死」に向き合うくらいにならないと、なかなかこの国はよくならないだろう。
黙祷