晩秋から冬へ

 

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この冬は寒くなりそうだ。

 

とんでもない大雪もあるかも。(byカメムシ

 

ちなみに、いちばん左の画像の木の下にあのカブトムシの「お墓」がある。

 

わたしは今ではテレビのニュースはTBSのnews23しか見なくなっているのだが、

その番組で昨夜、中曽根元首相の死去のニュースを伝えた時、

 

中曽根元首相の番記者だったというコメンテーター氏が

国鉄の民営化は労組対策・・・」

ということにちらりと触れたたのはいいのだが、

そのあとで、コメンテーター氏とキャスターさんが二人そろって、

「ご冥福をお祈りします」

と、深々と頭を下げたのには、クラッとして、思わずテレビのスイッチを切ってしまった。

 

国鉄からJRにかけての労組員の首切りの壮絶、凄惨さを知る世代にとってはたまらない。

 

中曽根政治をきちんと批判できる人が誰もこの国にはいないのか?

 

わたしは1982年の終わりに中曽根氏が首相になって以降、この国が悪くなっていった、と感じている。

 

サッチャーレーガン、中曽根の「新自由主義」三人衆。

 

日本は(世界も?)今もその路線の上にある。

 

新自由主義について語れば際限がないが、

これが1%対99%の構図を作り出したことは間違いないだろう。

そして、民主主義の破壊も。

 

中曽根氏といえば、「日本を不沈空母にする」という発言が有名だが、もともと、「不沈空母」というのは、旧日本軍が「硫黄島」をさして言った言葉だ。

 

硫黄島を整備して「不沈空母」にする。そうすれば、敵の導線を分断でき、戦局は日本に有利になる。

 

それを察知して、そうはさせじと、米軍も総力をかけて襲いかかったのが硫黄島の戦いだったのだ。

 

海軍の若い将校だった中曽根氏がこの「不沈空母」のことを知らないはずはない。

 

それで、あえて、日本列島を(アメリカのための)不沈空母にする、と言ったのだ。

 

あまりいい気持がしないのはわたしだけではないだろう。

 

そのほかにも言いたいことは多くある。

 

が、ここでは、中曽根政治以降、日本人は人情を失った、とだけ言っておこう。

 

news23もまた見るけど、23時からというのは少しキツイ。

途中から眠ったり、始まる前から寝てしまったり、ということが多い。

 

やはり、ニュースのゴールデンタイムは22時なんだよなァ・・・。

 

いまの報道ステーションなんて見る気もしないし、困った。

 

 

うーん、亡くなったばかりの中曽根氏に対する批判を不快に思う人も多いだろうな。

 

しかし、政治が冷酷非情なものになった責任の一端は確かにあると思うので、「批判」の立場を明らかにした。

 

世界でも、シカゴボーイズの最初の実験場になったチリでは、それ以来新自由主義に対する人民の死をかけた戦いがずっと続いているわけだし。

(日本ではチリは南米の優等生というような情報しか与えられない。最近のチリの大規模な暴動もほとんど報道されない。

この暴動はアメリカ(新自由主義派)による巻き返しだ、という情報などもあって、どうなっているのか、この国にいてはわからない。)

 

ともあれ、日本を変えた偉大な?元首相の死を素直には悼めないわたしがいる。