昨日5/1は某区の中央図書館へ。

閉館は20:00

18:00を過ぎて 行ったので、読みたい新聞や雑誌などを読んで、残った時間で今関心を持っているテーマ(あえてココには書かない)に関係していそうな本を「大急ぎで」さがして借りる。

 

が、帰ってサッと目を通すと、借りた3冊の本はすべて「ハズレ」。題名だけで読者を「釣る」ものだったり、ウヨ本だったり。

 

見れば、すべて「大手出版社」の本ばかり。

「しまった」もいいところ。

大手出版社と大新聞社の本にロクなものなし。やはり、「急(せ)いてはことをし損じる」。

一歩踏み込んだ、こちらが知りたいことが書かれているクオリティの高い本を出しているのは、いまのニッポンでは中小、零細の出版社だけ。

良書 = 中小・零細出版社    “売らんかな”の駄本 = 大手出版社

大新聞社の本は(隠れた?)統制、規制が強くて、靴の上から足を掻いているような感じのもの、と相場が決まっている。

「大」はどちらも「題」で読者を釣る(笑)

 

「優生思想」関係の本も探したのだが、これはそのテーマの本じたいが少ないのか、見つからなかった。

「検索機」で調べても、「優生思想」という言葉の入った本は出てこなかった。

かろうじて出てきたのはかつて「障害者への中絶」が行われていた国の「告発・反省」本だけ。これも数は少ない。

 

もしかしたら、この国では「優生思想」に関する本の出版が規制されているのではないか、という疑念がわく。

 

なんといっても、「優生思想」はこの国の体制=政府・支配層の根幹をなしている、といっていいくらいなので、この問題を掘り下げられるのは困るのだろう。(ダーウィン主義、ネオダーウィニズムなど)

 

「優生思想」といえばナチズムが思い浮かぶが、実はその本場は「英国」。

現代世界における三大「優生思想」国というのは「日本」「米国」「英国」なのだ。(えげつない順)

 

「優生思想」で注意しなければならないのは、「先進国」といわれている国ほどその傾向が強いこと、「右翼」も「保守」も「左翼」もこれに関しては区別がないこと。(「左翼(マルクス主義運動系)」に関しては旧ソ連がいい例だろう)

みずから「進歩派」と考えている人ほど「優生思想」には染まりやすいのだ。

 

たとえば「福祉」の問題にしても、それが「優生思想」からきているものが多い、というか、とくに日本の戦後の「福祉」はもろにこの「優生思想」からきている(英国優生思想)。

とくに、中曽根~小泉~安倍の自民党政権(官僚)は「露骨」といっていいほどにこの「優生思想」を(さらに悪質なものに変換しつつ)推進している。

このことは、またブログで触れる。

 

(最近、自民党幹部が、「日本は貧しい階級は子どもが持てないから、貧困の再生産はない=貧困層は滅びていく」と言ったり、「生活保護を受けている者の人権は制限される」といったり、安倍政権が生活保護母子加算や基本的給付を削減したり、老人を邪魔者扱いして追いつめているのも、すべてこの「優生思想」から来ている。

つまり、「社会の(彼らが考えている)進歩」に役立たないものは、(優生思想では)残滓(ざんし=残りかす)として、その代を限りとして(=あからさまには殺せないから)抹殺されることになる)

 

と書いても、これまで、「優生思想」に関心を持たなかった人にはちんぷんかんぷんかもしれない。

なにせ、これまでわれわれ日本人が(ゆるぎなき)「常識」と考えていたものを疑わなければならないのだから。

 

しかし、われわれ庶民・弱者(一般大衆)が生きていく上では、この「優生思想」との対決は不可欠なのだ。

 

日本では覆い隠されているが、外国ではかなり高いレベルでこの「優生思想」と闘っている人も多い。(重要な本も日本では翻訳されていない)

 

昨日帰って、昔とっておいたコピーから、それ関係のものを捜したが、ほとんどなくなっていた。

かろうじて、「最適者生存」という「章」をコピーしたものが見つかったが(これもほとんど欠落?)、「書名」はわからない。

これもなくなる可能性があるので、ここに一部、抜書きをして保存しておこう。

 

・・・うーん。字数が多くなるので、5月2日の日記②に引継ぎ・・・