昨日、国会図書館に行ってきた。

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6月10日の集会以来の、「国会」、だけど、警戒姿勢がさらに厳しくなっている感じで、警察車両がしきりに走り回り、お巡りさんの表情も険しい。

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いちばん左の写真は首相官邸前。

 

この日、わたしは図書館で史料を閲覧するためだけに来たのだが、ムシムシしている上にこういう環境だったため、一気に気分がダウン。足取りが重くなってしまった。

国会議事堂前駅で降りたため)国会の前の歩道を歩いて国会図書館に到着。

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緑の多い庭を見て、少し心が和らぐ。

(真ん中の写真の女性は調べものに疲れて休んでいるのかな?)

 

実は、国会図書館を利用するのは今回が初めて。

利用者登録がややこしいんじゃないか?と思っていたけど、意外と簡単。

登録用紙に「氏名」と「生年月日」「住所」「電話番号」を記入して受付の人に渡すだけ。

ただ、(登録する)人数が多いので、登録カードを受け取るのは、椅子に座って番号札の番号が呼ばれる、運転免許の更新で免許証を受け取るような形。

 

登録カードを受け取ると、とりあえず6回の食堂に行って腹ごしらえ。

f:id:hibi333zakkan:20180622100757j:plainカレー470円。たっぷりのキャベツと福神漬けがうれしい。

 f:id:hibi333zakkan:20180622101008j:plain食堂の窓から見えるのは遠くのビル街と空だけ。下は見えないようになっている。

 

今回、国会図書館に来たのは、「旧唐書」と「新唐書」の全巻に目を通すため。

「あるかな?」

と思っていたら、「開架」で史記から始まる中国の「正史」(~明代)すべてが並んでいて、少し感動。さすがは国会図書館

 

しかし、「ムシムシ」は外と変わらず、3時間ほど史書に目を通していたら疲れて、少し気が滅入ってきた。

ので、また近いうちに来ることにして、今回はそれで打ち切り。

 

それにしても、国会図書館は、思っていたよりも利用しやすく工夫されていた。係員の人もプロフェッショナルというか、こちらの質問に明確に即答してくれる。

なんとなくニッポンを見直す気持ちになったのは、「国立国会図書館法」の精神が残っているためか?

 

国立国会図書館法 前文》

→「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立って、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される」

 

素晴らしいスローガンだと思う。

ただ、気になったのは、車椅子など、身障者の人の姿を見なかったこと。

しかし、これは国会図書館だけの責任(現象)ではなく、2005年の小泉政権による「障害者自立支援法」以来の政府の方針が大きいだろう。

 

障害者を邪魔者扱いにして、じわじわ追いつめる政府の施策。

わたしたちの若い頃はまだ、障害者が積極的に街に出てき、さらに明るい未来があるような雰囲気だったが、「障害者自立支援法」以降、障害者が家に閉じこもる(閉じこもらざるを得ない)状況になってしまっているようだ。

民主党の野田政権下で「障害者自立支援法」はいちおう廃止されたが、代わりの「障害者総合支援法」は「自立支援法」の骨格をそのまま残したため、安倍政権でさらに「改悪」が進み、障害者の人たちにネガティブな印象を与え、障害者の人たちも萎縮する、というか、消極的になってしまっているようだ。また、障害者支援施設の廃止、破綻も相次いでいる。)

 

ともあれ、国会図書館が思っていたよりも「使える」ことがわかったので、これからはちょくちょく利用させていただこう。

 

帰り道、国会裏の向かいの歩道で座り込みをしている人たちがいた。

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撮影していると、わたしより二十歳は年長といった感じの小柄な老婦人が、にこにこしながら、ビラというよりは、「美しい」パンフレットを手渡してくれた。

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写真をクリックすると、画像が少し大きくなるようなので、心ある方はぜひ読んでいただきたい。

この日、夕方にはこの近くで、「森友疑惑解明」を安倍政権に求める集会もあって、500人近い人たちが集まって声をあげたそうだ。

 

しかし、いまの国会に行くのはほんとうに疲れる。

わたしは、早々に帰宅し、コンビニで買ったサラダとカップラーメンを食べると、“バタン・キュー”

ぶっ倒れるように眠ってしまった。

 

国会あるいはその周囲?の「悪気」「妖気」「瘴気」に当てられたように、「夢見」も悪かった!

 

この重苦しく、ムシムシと身体を蝕むような空と気候の下、「不屈」の市民として声をあげ続ける皆さま、ほんとうにほんとうにご苦労さま。

体調に留意して、無理せず、がんばってください。

 

わたしも、気持ちを持ち直さなくてはなあ・・・