あっという間に1月も下旬。

時の過ぎ去るのがとんでもなく速い。

 

この調子だと寿命もすぐに来そう。(^^;)

 

ただ、時の流れが恐ろしく速いと感じるのはわたしだけではないようで、若い人からもそんな感想を聞くことが多い。

 

ひょっとして程度の差はあれ、この国の人たちのほとんどが時の流れが「加速」しているように感じているのかもしれない。

 

「法滅尽経」(ほうめつじんきょう)という仏教の経典によれば、「劫(こう)が尽きようとするとき(つまり世界が終末しようとしている時)には日月がいつもより早く回転し(時が早く流れ)人の寿命も短くなる、

ということらしいので、現代ニッポンは案外それに近い状態なのかもしれない?

 

そのときの人間の寿命は男子はせいぜい60歳代まで、女子はそれより少し長く生きて70歳代、80歳代、時には100歳まで生きるということなので、この「寿命」も今の日本の状態に近いのではないだろうか?

 

と、ついつい救いようのない方向に話題が行ってしまうのは、わたしが去年の年末から病院通いの身の上だからだろう。

 

今日も病院へ。

 

 

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ボケの花に見送られて出発。

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撮(と)っているときは気がつかなかったのだけれど、一匹の猫がわたしを見ていた。(猫が写っているとは思わなかった。)

 

外出の途中で猫を見かけると、幸運とまではいかないけれど、わりとその日はラッキー、というのはわたしの何十年来のジンクス。

 

今日もその通りになって、年末に出てきた(悪化した?)3つの病気のうち、2つはほとんど心配がいらない程度に回復しているようだった。

もうひとつの病気(別の科)はやっかいだけど、体調が回復してきたので、そちらもなんだか見通しがつくような気がしてきた。

 

ということで、久々に明るい気持ちで病院を後にする。

 

帰り道、ちょっとお腹が空(す)いたので、パンと温かい紅茶を買って公園へ。

 

ベンチに座って、さあ食べようか、としていたら、目の前にムクドリが、

1羽、2羽、3羽・・・・、わらわらと集まって来る。

 

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以前はこんなときに集まってくるのはハトだったんだけどなァ。

 

ニッポンの官民あげての徹底した「ハトにエサをやるのはやめましょう~」キャンペーンとその圧力でハトが姿を消し、

ムクドリがその後釜(あとがま)に座ったのかな?

 

しかしこうなるとわたしの悪いクセで鳥さんたちの「要望」に応えたくなる。

 

あたりを見回して、「エサやり警察」になりそうな人がいないことを確認して、パンをちぎって丸めて、

「ホイ」   ← (タイホー (^^;))

 

やってみて、少し驚いた。

 

速度をつけてピュッと投げたにもかかわらず地面につくまでにサッとクチバシでキャッチしてしまう。

 

何度やってもそう。

 

わざと遠くに投げても

思いっきり速度をつけて投げても、ことごとく空中で受けてしまって、パン塊が地面に落ちることはなかった。

 

よくフリスビーを犬に追いかけさせて遊んでいる人がいるが、面白さはたぶんムクドリのほうが上ではないかという気がする。

なんといってもスピード感がダンチだし、鳥の空中での身体能力の高さは、ほとんど異次元だ。

 

夢中になっているうちに、気がつけばムクドリの数が増え、スズメも集まってきて、このあたりはハト(にエサをやっているとき???←容疑者)と同じだな~(笑)、と思っていたらハトも登場。

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しかし、なんだかねえ、東京のスズメはどれもひどく体が小さいし、ハトも以前のような元気さがなく、なんだかどんよりとして暗い表情のようにさえ見える。

 

長いこと人間(とくに日本の官民?(笑))の近くで生活してきたためにスズメもハトも人間(日本人?)の終末の影響を受けているのかもしれないなァ、なんて思ってしまう。

 

ともあれ、「スズメちゃん、ホイ。」「ハトさんホイ。」と近くを狙ってパン球?を投げてやるのだけど、ひとつとしてスズメやハトの口には入らない。

すべて途中でムクドリに横取りされてしまう。

 

「ナンダ~?この身体能力の差は?」

あきれるしかなかった。

ハトは極力わたしに近づいてパンをもらおうとするのだけれど、やはりダメ。

 

それでも、時間がたつうちに3つにひとつくらいはハトやスズメの口に届くようになってきたのだけど、これはどうもムクドリが動きを弱めたからのように思えた。

 

へんな話だけど、そうとしか思えないのだ。

ほとんど(ムクドリが)「飛ぶ」ことがなくなったし、と思って、ふとベンチの後ろを見たら、手を伸ばせば届くような近さのところに、ずっと止まっているムクドリが一羽。

 

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上に止まっているムクドリがリーダーなのかな?

なんだか風格を感じさせるような・・・。

(スズメたちにも慕われている?(笑))

 

しかし、この調子では私の口にはパンのひとかけらも入らないよなァ、なんて思っていたら・・・、

 

むふふ、

 

人間の子どもたち登場!

 

鳥たちは一斉に飛び立ち、あっという間にいなくなってしまった。

f:id:hibi333zakkan:20210123001059j:plain (← 左側からも子どもたちが駆けてきています。)

 

東京のノラ動物たちは子どもが苦手。(笑)

おかげで残ったひとかけらのパンがわたしの胃袋に納まることになった。(笑)

 

それにしても・・・、楽しかったな。

(元気をもらった。けっきょく鳥たちに応援されたみたいな気分。)

 

夢中になれて、エサやり警察にタイホ~?もされなかったのはやはり猫のジンクスに守られていたから? \(^^)/

 

みなさまはくれぐれもわたしのようなことをなされませんように。(笑)

 

 

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これは鳥たちが飛び去る少し前の動画です。

 

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それにしても、ハトの悲しいほどの「どんくささ」。

(再生速度を遅くすると、そのことがさらによく見えて・・・、)(T◇T)

 

公園などにいるドバトはすべて人間に飼われていたハトの子孫なので「野鳥」とはいえないですね。

人間無しの自然界ではおそらく絶滅するしかないのではないでしょうか?

 

それにしても、ノラ(野良)に徹底して冷酷かつ残酷な現代ニッポン。

犬、猫、ハト・・・・・・、人間も?(笑)