気温(きおん)がストンと落(お)ちて、かなり過(す)ごしやすくなったものの、今年(ことし)の夏(なつ)の暑(あつ)さは苦(くる)しいほどだった。
とくに、延々(えんえん)と続(つづ)く熱帯夜(ねったいや)には痛(いた)めつけられた。
おかげで、ひどい夏バテというか、全身疲労(ぜんしんひろう)状態(じょうたい)が続(つづ)いている。
近所(きんじょ)のお年寄(としよ)りも次(つぎ)から次へ、という表現(ひょうげん)が大(おお)げさではないほどに亡(な)くなっていった。
地域(ちいき)の掲示板(けいじばん)に張(は)り出(だ)される訃報(ふほう)で顔見知(かおみし)りの人の名前(なまえ)を見ると、なんともいえない気持ちになる。
昨日(さくじつ)は雨(あめ)がぽつぽつ降(ふ)る中(なか)、薬(くすり)をもらいに病院(びょういん)へ。
こちらの病院に通(かよ)い始(はじ)めて、足(あし)かけ4年くらいになるのかな。
常時(じょうじ)200近(ちか)くあって時(とき)には230、240くらいになっていた血圧(けつあつ)が、今(いま)は140前後(ぜんご)で落(お)ちついている。
薬(くすり)のおかげとはいえ、副作用(ふくさよう)をまったく感(かんじ)じることなく正常(せいじょう)な血圧(けつあつ)が維持(いじ)されていることはありがたいことだし、すごいことだと思う。
ここ数年(すうねん)、持病(じびょう)の高血圧(こうけつあつ)に加(くわ)え、頚椎症(けいついしょう)、前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)と、次々(つぎつぎ)とやっかいな病気(びょうき)に襲(おそ)われたのだけど、いずれも病院ガチャ、お医者さんガチャが「当たり」で、いずれも後遺症(こういしょう)なしで完治(かんち)(高血圧は薬(くすり)を服用(ふくよう))しているのは、ありがたいことだ。
(この間(かん)治療(ちりょう)にあたってくれたお医者さんには大感謝(だいかんしゃ)。)
不運(ふうん)に満(み)ちた人生(じんせい)を歩(あゆ)んできたわたしを、ここに来(き)てやっと運命(うんめい)のおばちゃん(女神(めがみ)とは言わない(笑))が憐(あわ)れんでくれたか?
ともあれ、
おかげさまで病気(びょうき)が克服(こくふく)できて健康生活(けんこうせいかつ)万々歳(ばんばんざい)、\(^0^)/
と言いたいところだが、
なかなかそういかないのは、この数年(すうねん)でひどく老化(ろうか)が進(すす)んだからだ。
白髪(しらが)はともかく、目(め)、耳(みみ)、アタマ(物忘(ものわす)れ、ボケ)、足腰(あしこし)、スタミナ、その他(た)もろもろ。
とくに「寿命(じゅみょう)」がきたかのような目の状態(じょうたい)がひどい。
もともと白内障(はくないしょう)、黄斑前膜症(おうはんぜんまくしょう)という病気があることに加(くわ)えて、最近(さいきん)では目のポテンツがかなり弱(よわ)ってきた。
読書(どくしょ)が最大(さいだい)の楽(たの)しみ、生きがいとなっているわたしにとって、これはキツイ。
老化(ろうか)はお医者さまでも草津(くさつ)の湯(ゆ)でも治(なお)しゃせぬ~♪(涙)
???(そうとも限(かぎ)らないか。(笑))
とはいっても、この齢(とし)になって、はじめて
華厳経(けごんきょう)、唯識論(ゆいしきろん)の人生(じんせい)における大切(たいせつ)さに気がついてしまって、
いままで以上(いじょう)に読書の必要性(ひつようせい)を感じているわたしにとっては(ききかん)のようなものさえある。
深(ふか)い修行(しゅぎょう)なしにはほんとうの理解(りかい)は不可能(ふかのう)であるとされる唯識論(ゆいしきろん)なのだけど、目とわたしの生命力(せいめいりょく)ぎりぎりまで知識(ちしき)を得(え)られたら、と思う。
ここまできたら、徹底(てってい)して我執(がしゅう)を貫(つらぬ)くしかない。
執念(しゅうねん)じゃ~。(笑)
(知識欲(ちしきよく)も修行(しゅぎょう)なくしては我執(がしゅう)でしかない、というのが仏教(ぶっきょう)の立場(たちば)らしい。)
いいじゃないの。
あとはナムアミダブツ。(笑)
夏(なつ)の高温(こうおん)に適応(てきおう)したのか、
今年(ことし)は植物(しょくぶつ)が例年(れいねん)以上(いじょう)に大(おお)きく育(そだ)って繁茂(はんも)しているようだ。
昼(ひる)歩(ある)いても、夜(よる)歩(ある)いても、心地(ここち)よい季節(きせつ)になってきた。