秋分にしてはめずらしく曇り空だけど、温度はちょうど良く、吹く風も心地いい。
いよいよこれから本格的な秋だ。
ただ、台風がまたやってくるらしい。
これは仕方ないけど、どうも最近の台風はあまりたちが良くないので気になる。
たちがよくないといえば、菅新政権。
後継といえば聞こえはいいけど、前の政権に縛られた政権などロクなものではないだろう。
思い切った政策などできそうにない。
災害の救済などもいろんなところに忖度しなくてはならない縛られたものになるのではないか?
つまり、国民を救うことなどできない政権なのだ。
だから、国民の救済のためと称した政策も、国民を罠にかけ抑圧の手段とされてしまう。
沖縄の「給付金」の「不正受給」問題もそれだろう。
その適確要件を(異常に)厳しくし、そこに警察の監視の目を入れれば、それは庶民を縛る武器ともなる。
沖縄県警は100人体制でこの不正?受給者(多数)を縛り上げる(逮捕する)予定のようだ。
これ、警察がそこまでやろうとするのは沖縄の有力紙、沖縄タイムスの社員が関係していたからだろう。
辺野古の基地建設でもしっかりとその立場を貫いていた。
つまり、安倍政権の目の上のたんこぶのひとつであったわけだ。
その社員にコロナ給付金で不正受給と見なされる行為があった。
これは警察にとってはおいしい。
実質いまだ最高権力者である安倍晋三氏の覚えめでたい成果となる。
けっきょくはそういうことだろう。
政権が変わったといっても国民を支配している権力は1ミリも動いていないのだ。
菅首相といってもそれは首相の名を冠され、権限が強化されただけの官房長官に過ぎない。
権力は依然安倍首相とその周辺にある。
岸一派というべきか、
岸信介元首相から続く勢力の完全支配は毫も変わってはいないのだ。
ただ、安倍首相が批判をかわし(国会などで追及を受けない)、楽をして自分の好きなことを菅官房長官に首相としてやらせるだけのことだろう。
したがって国民の声、願いはますます聞かれなくなる。
気候は過ごしやすくなったが、
この暗黒の二重支配体制によって、政治の残酷さ冷酷さはさらに増し、国民はさらなる地獄を見ることになるだろう。
すでに、弱者にその兆候は見え始めている。
この国の庶民の暮らしが非常に厳しい局面にあるということを忘れてはならない。
ということで、とてつもなく暗い気持ちの秋分の日。
こんなのも珍しいなァ。
秋分の日は大好きなのに。