数ヶ月になる。
動物愛護の観点や宗教的理由からの「菜食主義」で食べないのなら、わたしながら「エライ!」と自分を少しほめてあげられるのだが、(・・・当然)違う。
理由は、ひどい“痛風”もちだから。
痛風をはじめて発症したのは30歳代のときだから、ずいぶんと長く痛風さんとはおつきあいしてきた。
こんなわたしでも“景気”のいいときはあって、飲食でずいぶんと贅沢三昧したぶん、そのツケが痛風という形で回ってきたのだろう。
発症すれば、しばらくは食事などに気をつけるのだが、その「痛さ」を忘れれば元の木阿弥。「食べるのが楽しみ」的な生活に戻ってしまう。
結果、痛風発症10数回、そのつど、「元の木阿弥」を繰り返して痛風は悪質化。ついには“贅沢”どころか、立ち食いソバのオツユを何回か飲んでも痛風を引き起こすまでになってしまった。
「患部」も、左足親指のつけ根からはじまって、右足のつけ根。それを何回か繰り返した後、ヒザ(数回)、踝(くるぶし)へ、そして、とうとう首にまできた!
首にはじめてきたのが数ヶ月前。
さすがにこのときは“生命の危機”を感じた(心臓に近い!)
それで、
肉も魚も完全に絶った。カツオなど、「動物性」のものを使ったダシも避け、外食もほとんどしなくなった。
最初はほんとうにつらかった(涙)。人生が灰色になったように感じた。もう自分には「食」の楽しみはないのだと。。。肉や魚を焼く匂いが鼻をくすぐると、「死んでもいいから食べたい!」などと思ったものだったが、なんとかもちこたえた。
最近は、そういったつらさ、が少なくなってきた。
菜食だけの食事を何十年も続けている人がその著書で「動物性のものをまったく食べない生活を続けていると、動物を材料としたものが食べ物に見えなくなってくる」と書いていたが、なるほど「そういうものかもしれないなあ」と思えるところまできた・・・かな?
肉や魚を焼く匂いを嗅ぐと、「おいしそうだなあ」と気持ちがそそられるのと、「べつに食べなくってもどうってことはないや」という気持ちがせめぎあっている段階だが。
ともかく、【人間、必ずしも動物性の食べ物が必要、ということではない】ことはわかった。
あと、わかったことは、「動物食をやめてもやせない」ということだ。
炭水化物だけでも、(太る人間は)どこまでも太る!
これには困った。
わたしのように栄養をサプリメントで補充していると、さらに太り方が増す。とんでもなく増す!(小さな錠剤でしかないサプリメント(ビタミン・ミネラル)でも、その影響は恐ろしいほどだ)
際限なく増えていくかのような「体重」をどうやっておさえるか?それがいま最大の課題となっているのだが、「良策」は思いつかない。(体重に関わりなく、おなかは空(す)くもんなあ・・・)