のか?29日の未明から「えらいこと」になった。
排尿切迫感、というのか、もれそうになるほど小便がしたくなって、いざトイレに行くと出ない。
これは悶絶もの。たまらない!
しかし、しばらくすると、より弱い排尿切迫感がやってきて、ちょろちょろと小便が出る。
これの繰り返し。30分~1時間ごとに排尿切迫感が襲ってきて、「出ない」「ちょろちょろ」の繰り返し。もはや一睡もできない。
おまけにちょろちょろ排尿時の尿道の痛み、出した後の残尿感も半端ではない。
「どんな病気だ?!」
ネットで調べてみると、いちばん近いのが「間質性膀胱炎」。
尿が濁っていないので、「こちら」になる。ふつうの膀胱炎や尿道炎だと尿が濁ったり血や膿が混じったりするらしいけど、わたしの尿には濁りはない。
とにかく、尿が全然出なくなるのは怖いので、アルカリイオン水をがぶ飲みして、「出ない」「ちょろちょろ」を頻繁に繰り返しながら、午前九時頃までのたうち回っていた。
「医者にいくか?」「お医者さんはイヤ!」と頭の中で葛藤を続けつつ、判断力の落ちたわたしは、歩いて30分くらいの距離にある「温泉」(スーパー銭湯?)へ。
ぬるめの湯で成分が強い(食塩泉)温泉で膀胱を温めよう、と、何の根拠もない理由で、38度くらいのお湯に浸かる。
と、たしかに膀胱の緊張感は収まったようで、トイレに駆け込む間隔は長くなって、二時間くらいはガマンできるようになった!
時間間隔が長くなれば、尿量も増えて、かなりマシな状態にはなってくる。
水をがぶ飲みしながら、半日くらいも温泉に浸かっていた。
温泉から出た後、その「浴場施設」の休憩室で横になっていたのだけれど、温泉に入ったあとの爽快感のようなものはなく、イヤな汗がたらたらと出続け、館内着の背中はぐっしょり。
ただ、カラダが「熱」を持った感じだったので、「これは効果あったかな?」とは思えた。
そのまま帰宅するとなんだか風邪を引いたような気分だったので、飲み残しで部屋に置いてあった風邪薬(総合感冒薬)を飲んで横になった。
すると、猛烈な眠気に襲われて熟睡。
目が覚めると、なんと6時間経過していた。
「ということは、その間、トイレに行かずに済んだ?ということか?」
トイレでも、尿量はふつうに戻っていた。
不快感も軽くはなっていたが、それは残っていた。
とにかく、ヤマは越したようだ、と思って少し安心。
その後は、やや頻尿気味ではあるものの、排尿量はだいたい普通字時に戻っていった。
いったい何でこんなことになったかわからないが、さきの眠りから覚める前に、こんな「夢」を見た。
夢の中では、何人かの顔を見知った人たちが出てきたのだが、その人たちはいずれももうこの世にはいない、かなり前に亡くなった人ばかりだった。
そんな人たちのなかで、まったく、これまで見たことのない男がひとりいて、わたしのほうをじっと見ている。
他の人たちはみんな普段着なのだが、その男だけは背広をきちんと着て、背筋を伸ばして正座している。色黒で目つきが鋭く、痩せてごつごつした感じ。背広の襟には銅製?の分厚く造られたバッジをつけていた。
すると、その男はすっと立ち上がり、わたしのほうに歩いてきて、突然、こういったのだ
「売国奴はいけません。売国奴たちのために国民は苦しんでいます。自分たちだけ金儲けをしている売国奴は許せません」
わたしは一瞬、この人はわたしの「ブログ」を読んでいるに違いない、と思った。
しかし、誰も読んでいないはずのわたしのブログをこんな田舎(場所はわたしの育った田舎だった)で読んでいる人がいるのか?
不思議な人だと思った。
男は、それだけ言って、自分がもといたところに戻って座ると、両手で顔を覆い、激しく泣き始めた。
男は前のめりになって激しく泣き続け、やがて消えていった。
男が消えたところで、わたしは目が覚めた。
今は、まだ「異常感」「不快感」はあるものの、症状はすっかり軽くなり、排尿の回数も量もほぼ正常になった。
たぶん、このまま治るんじゃないかと思う。
また風邪薬を飲んで眠ろう。
・・・・・桜の咲くときは死者たちも花見にやってくるのか?
そういえば、田舎でわたしが子どものころ行われていた「招魂際」は、桜の咲くこの季節だった気がする。
わたしも「田舎」に呼ばれたか?(げっ!)。両親がいなくなってからは一度も帰ったことのない田舎だけれど。
それにしても、七転八倒、たいへんな一日だった。