10センチくらい積もるという予報だったので、
今のうちに思いっきり歩いておこうと思って、昨日(きのう)の夕方(ゆうがた)1万歩を目標に散歩に出た。
一昨年(おととし)まで建物(たてもの)があった空き地に、誰が植えたのか水仙(すいせん)が咲いていた。
けっきょく1万歩までは行かず、5000歩の少し手前で散歩終了。
それほど冷え込んではいなかったので、ほんとうに雪が降るのかな?と思いつつ帰宅。
今朝(けさ)、起きると、雪がちらついていた。
しかし、やがて雪は霙(みぞれ)というか、雨交(ま)じりに。
枯草(かれくさ)や木の葉に少し積もりかけていた雪も消えてしまった。
しかし、予報ではこれから夕方にかけて雪が降り続いて積もるのだとか。
積雪の深さは10センチから5センチになっていたけど。(^^;)
雪といえば、小学校低学年のころ、(うーん何年生だったかな~)
郷里の港で海に落ち続ける雪を見ていた記憶が今も残っている。
そのときは、町に一軒あった貸本屋(かしほんや)で貸本屋のおばちゃんオススメの漫画を借りて、その本を手にしてウキウキした気持ちで港に立っていたのだけど、なぜ港に行っていたのかは忘れた。
ちなみに、そのとき借りたマンガは、“墓場の鬼太郎“。
こちらは子ども的には強烈な印象だったので、しっかり覚(おぼ)えている。(笑)
その郷里も母が亡くなってから17年、長く帰っていない、というか行っていない。
わたしにとってその町は、もう
“故郷(ふるさと)は遠きにありて思ふもの“
状態なのだけど、
今は、youtube動画で現在の町の様子(ようす)を見ることができるので、
「故郷の町はいまどうなっているのかな~。」
なんて感傷(かんしょう)が入る余地はなくなっている。(笑)
とくに、わたしの故郷のその町はここ10年ほど、魚介類とそれを使った料理を売り物にして少し町おこしに成功していて、youtube動画の本数も多い。
町を訪(おとず)れた人が、
「観光地に来ると~」
なんて話しているのを見る(聞く)と、
「観光地ねえ・・・。」
と、不思議な気持ちになる。
田舎(いなか)の町としては、観光化して成功した部類に入る、のかな?
しかし、観光客相手?の場所から離れて地元の人たちが暮(く)らすところを歩く動画を見ると、 動画主(どうがぬし)さんが、
「これこそ昭和だ、永久保存したい。」
と言うほどに、
寂(さび)れている。
人もあまり歩いていない。
気になってネットで調べてみると、
わたしが中学生のころには2万人ほどだった人口が今は8千人ちょっと、と半分以下になっている。
驚(おどろ)いたのは、その中学校の生徒数だ。
わたしが中学生だったときは1000人を少し超えるくらいの生徒がいたのが、今は数十人になっていて、廃校(はいこう)の話も出ているらしい。
将来的にはもう滅(ほろ)んでいるじゃないか。
茫然(ぼうぜん)となった。
なぜそういうことになっているのか、ちょっと頭の整理がつかない。
これが、東京にいるとわからない地方の深刻な状態、というものの一端(いったん)なのだろうけど、それにしても・・・。
このあいだ、ある社会系動画に、
日本の人口はもう9千万人を下回(したまわ)っているのではないか?
とコメントしている人がいたが、
政府が統計をごまかしている以上、政府の発表する数字は信用できない、とするその意見は考えさせられる、というか、同意できるものだと思う。
わたしは安倍政権になってから自殺者の数はごまかしているな、と感じていたのだけど、どうもそれどころではなさそうだ。
都市への集中が言われてきたけど、東京もどうやら人口が減少に転じているらしい。
この国の政治家や官僚さんたちは一体(いったい)何をやろうとしているのか?
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そういえば有名温泉地でさえ“廃墟"だらけなのだとか。
そして、こんなときに国会議員たちがやろうとしているのは、生存権の否定につながる改憲。
日本国民、ちょっとニブ過ぎるんじゃないだろうか?
背筋が寒くなって腰のあたりが少しガクガクするのは寒さのせいばかりではなさそう。
と思ったら、雪がつもり始めていた。(笑)