どうも13日の急激な?気温の変動にやられたようで、14日はいつもの半分ほどエサを食べたけれど、15日には全く食べなくなって、
そして、その15日の夜8時頃、わたしが帰宅すると、木の枝などがあるにも関わらず、仰(あお)向けになって弱々しくもがいていた。
起こしてやってもすぐに仰向けに倒れる。
木の枝を差し出してやっても、掴(つか)む力がない。
「もうダメだな・・・。」
それでも、何回か起こしてやっているうちに、コツ?でも覚えたか、枝の上につかまり、倒れなくなった。
それで安心してわたしは夕食。
食べ終わってしばらくして行ってみると、カブトムシはマットの上に降りていて、微(かす)かに足が動いているかな?という状態になっていた。
ケース越しにわたしと向き合うような状態だったので、見ていると、やがて全く動かなくなり、眼からも生気が失われた。
「死んだか・・・。死亡時刻21時〇〇分と。」
カブトムシはしばらくそのままにしておいて、わたしはそこから離れてコーヒーを淹れて飲んだ。
しばらくしてまたケースのところに行くと、当然カブトムシはそのまま。
つまみ上げると、足がキュッと縮んだようになっていて、なんだかとても軽い。
「よく生きたねー。」
といって、今日食べなかったリンゴの上に置いてやる。
そのまま別の部屋に行って、たまたま電話がかかってきた知人と会話。
「いやあ、きょうはカブトムシちゃんのお通夜だよー」
なんて、いろいろと長話をして、そのあと入浴。
「さて、どうしようか、ゴミとしてポイもなんだしなァ・・・」
なんて考えつつ、11時(23時)過ぎにケースのところに行ってみると、
()
カブトムシがリンゴから落ちて仰向けになっている。
「えー、まさか、とおもって、つまみあげると、少し足が動いていた・・・」
起こしてそのままマットの上に置いてやる。
もう動きはしないが、死んでいるようでもない。
なんだか目にも生気が少し戻っているよう・・・。
いや~、と思いつつ、カブトムシはそのままにしておいて就寝。
翌朝16日。
起きてケースのところに行くと、昨夜とは少し離れたところで体の3分の1くらいを埋めた状態で、じっとしていた。
つまみあげると、今度は完全に死んでいる様子。
「あの、死んだ、と思ったときと変わらないんだがなあ・・・」
そのままマットの上に置いて外出。
夜、帰って見ると、朝置いたときと同じ状態だった。
ケースの外に出して見ていると、新たな発見。
片側の後ろ足が一部欠損していた!
これは間違いなく、ウチの玄関で仰向けになっていた最初の時からだろう。
しかし、全然気がつかなかった。
「うーん。ほんとうによく生きたよねえー。」
としみじみ。
深夜、カブトムシが来た方向と思われる公園の横っちょに行って、こっそり穴を掘って埋めてやる。
誰かに見られたら
「こら」
だもんね。(笑)
(お巡りさんとかお役人に見つかったひにゃ・・・(汗))
それにしても、世話していたものがいなくなると、
カブトムシでも、ちょっぴり寂しいものです。