この写真は7月に入(はい)って間(ま)もないころの風も吹かない暑(あつ)苦(くる)しい夜(よる)に撮(と)ったもの。
7月は月も暑苦しい。(笑
高血圧(こうけつあつ)の薬(くすり)をもらいに病院に。
診察(しんさつ)は午後(ごご)からの予約(よやく)なのだけれど、わざと2時間(じかん)早(はや)く行った。
お目(め)当(あ)ては待合室(まちあいしつ)なんて昔(むかし)の言(い)い方(かた)が恥(は)ずかしくなる、
ソファーや高級(こうきゅう)な?椅子(いす)が置(お)かれてある病院のロビー。
そこでソファーのような椅子に身(み)を持(も)たせかけて、ぼんやり、ウトウト。
何(なに)よりも適度(てきど)に効(き)いた冷房(れいぼう)が嬉(うれ)しい。(笑)
外(そと)の植(う)え込(こ)みも美(うつく)しく見える。
病院からしたら結構(けっこう)な不審者(ふしんしゃ)だけど、これでも患者(かんじゃ)なんで。(笑)
高血圧(こうけつあつ)は気楽(きらく)な病気(びょうき)ときたもんだ~♪ なんて思っているとお医者さんに叱(しか)られるかも。(笑)
いや、たしかにお医者さんに来(く)る前(まえ)、血圧(けつあつ)が240や250を越(こ)える日(ひ)が続(つづ)いていたころはタイヘンだった。
フラフラして頭(あたま)の調子(ちょうし)も悪(わる)くてね。
血圧が上(あ)がって寝(ね)ているときなんかも、外(そと)のちょっとした音(おと)でウワーってなっていた。
あるとき家電(かでん)量販店(りょうはんてん)の血圧計(けつあつけい)売(う)り場(ば)のサンプルで血圧を計(はか)ると300近(ちか)くになっていて、これはシヌと思ってこちらの病院へ。
それから3年くらい経(た)つのかな。
いまは処方(しょほう)していただいている薬のおかげで150から160あたりで安定(あんてい)している。
元々(もともと)はわたしは病院(びょういん)嫌(ぎら)いだったのだけれど、やはり適切(てきせつ)な医療(いりょう)はありがたい。
以前(いぜん)のひどい高血圧のころを思い出すとゾッとするものね。
ということで、こんな不埒(ふらち)な患者が出来(でき)上(あ)がった、と。(笑)
しかし、ナ高級な椅子はほんとうにイイわ~。
ひとつほしいけど、絶対(ぜったい)にムリ。
わたしは特(とく)にお金(かね)持(も)ちがうらやましいとは思わないのだけど、すごく心地(ここち)のいいソファーや椅子があるとしたら、ウ~ン。(笑)
それはうらやましいかもしれない。(笑)
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なんて気持ちよく帰っていたら、道端(みちばた)にアゲハ蝶(ちょう)の死骸(しがい)。
誰(だれ)かに踏(ふ)まれたのかアスファルトにへばりついていて、羽(はね)が風(かぜ)に吹かれていた。
たぶん、今日(きょう)も美(うつく)しく舞(ま)っていたんだろうにね。
一瞬(いっしゅん)の先(さき)は闇(やみ)。
それは人間も同じ。
諸行無常(しょぎょうむじょう)。
だから、常(つね)に心は空(むな)しくしていなければならないのだけれどね。
なかなか、そうはいかない。(笑)