ずいぶんとつまらない結果に終わった。
この9年間は選挙のたびに鬱(うつ)になっている、と言った人がいるが、わたしも似たような気分だ。
希望への光がまったく見えない。
それでも、元気を出そうと、昨日、約二年ぶりに映画を見てきた。
今回行ったのは池袋の映画館。
見たのは007シリーズのノータイム・トゥ・ダイ。("死ぬ時間はない“?・・・う~ん、日本語的に「時間はない。死へ」と訳したほうがいいかも。(笑))
最初、ジョニー・デップ制作・監督の“MINAMATA-ミナマタ"をやっていれば見たいな、と思っていたのだけど、池袋ではやっていなかった。
(9月の公開だから仕方ない。それでもまだ渋谷と吉祥寺では上映されているとのこと。)
007シリーズだからけっこう混んでいるかな?と思ったのだけど、意外や意外、わたしの見た回の入場者数は10人いるかいないか。
ガラガラだった。
公開されて1ヶ月以上になることもあるのだろうけど、それにしても少なすぎる。
内容が悪いわけではない。
昔の007映画に比べると世相(時代)を反映して?やや暗いトーンではあったけど、派手なアクションは相変わらずだし、映像も良かった。
(暗いトーンと感じたのは監督がそれまでの007シリーズにはない「深み」を加えようとしたためかも知れない?)
どうも全般的に映画入場者が減っているようだ。
帰りに3~4皿つまんで小腹を満たそうと、回転寿司屋さんに行ったのだが、そこもガラガラ。夕方のいい時間帯にもかかわらず、お客は私をふくめて3人で、わたしが出るときはひとりになっていた。
3年ほど前に行ったときにはかなり混んでいたのだが・・・。
新しく来たらしい職人さんがお客の少なさを心配するような言葉を投げかけると、レジの前にいた70歳くらいの店長らしい人が、
「コロナが始まってからはずっとこんなもんだよ。」
と力なく答えていた。
緊急事態宣言などは解除されたけど、お客が戻っていない、ということだろう。
なるほど、来るときには気がつかなかったけれど、駅への道を歩いていると、確かにコロナ禍の前に比べて人通りは減っているし、活気も失われている。
みんな元気がない。
消費の冷え込みが肌で感じられるようだった。
それでも、帰りは満員電車。(ハァ・・・)
久々(ひさびさ)の繁華街でそれなりの映画を見たにもかかわらず、気分転換にはならなかった。
選挙に勝ったといわれる与党の主張、政策と人々の生活との落差、不毛な政治の実体をさらにまざまざと感じさせられて、愉快ではない気持ちが強められる結果になってしまった。
帰宅して、ネギととろろ昆布のうどん。
何も考えず、早々に就寝。
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おとといの夜、帰りの道端(みちばた)に、大きな柑橘類の実がなっているのが見事だったので、写真をとったら、
あらら、また写(うつ)っちゃった、(^^;)左下。
どうもこの前ヒガンバナのところで写ったのと同じもののようだ。
調べると、これは「オーブ」というものらしい。
何もないところに写るので不思議がられているけど、ある程度科学的に説明できるとのこと。
しかし、ここはあのヒガンバナが生えていたところと(そこから50メートルほど行った)同じ道の同じ側の脇で、このオーブが写るのはこの道沿いだけ、というのは不思議な気がする。
スピリチュアルな解釈も多いようだけど、このような白色のオーブは良いものらしい。
「世の中悪いものばかりではないよ」
そう言ってくれているよう。